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野菜室の底

にあるような戯れ言

底辺女子大生が語るプレゼンのあれこれ

タイトルにはプレゼンと書きましたがちょっとした発表とか大学の講義とか、「大勢の前で話す場」についてのあれこれです。

 

 

特に高校生や大学生が、「分かりやすい・聞きやすい発表」をするためのちょっとしたヒントにでもなればいいな、と思って書いています。

わりと当たり前体操なことばっかり書いています。

 

教育を専門で学んでいるわけではないので、その道の方から見れば「ズブの素人が何言ってんだ」と感じるかもしれません。申し訳ないです。

あくまでこの記事は、「頭の悪い女子大生が考える『分かりやすいプレゼン』について」がコンセプトなので、イラッとする事があっても「バカが何か言ってるんだな」程度で流していただきたいです。

 

                                                                              

 

 

 

前置きが長くなりました。

 

本題に入ります。

 

 

 

  • 分かりにくい説明

 

たとえば、テスト勉強をするときに、「頭のいい人に聞こう!」という手段を取ることはありませんか?

そして失敗したことはありませんか?

数学のこの問題、めちゃくちゃ難しかったけど、あの人はスラスラ解いてたな。そうだ、あの人に聞けば、解き方を教えてもらえるかも! ……あれ?聞いてみたけど、全然何言ってるんだかわからない。どうしてこんな式を使うんだろう。どうしてこの図を描くんだろう。……私は頭が悪いからわからないのかなぁ。

こんな体験、結構いろんな方がしているんじゃないでしょうか。

 

なぜこんな現象が起こるのか。

答えは簡単です、この場合、この人は教えるのが下手なんです。

こちらの基礎知識が極端に足りていない場合(足し算の時点でつまずくとか、問題文の漢字が読めないとか、そのレベル)は例外になるでしょうけど、そんなことはめったにないはずです。このことは、「別の人に教わってみたら簡単に理解できた」という経験が保証してくれます。本当に頭が悪くて分からないのなら、誰の説明を聞いたって同じはず。別の人の説明で理解できたのなら、あなたの頭が悪いのではなく最初の人の説明が下手だったわけです。

 

「質問するやつが公式も知らなかったらどうしようもないだろう」という意見もありますね。自力で勉強してないくせに聞くなよ的な。

これも的外れだと思います。もちろん、調べもせずに人に聞くのは失礼だと思います。でも、そもそも、調べても分からなかったから誰かに頼るわけじゃないですか。本やネットで調べて何もかも分かるなら最初から聞かないし「講師」なんて存在しませんよ。

そうじゃなくて、うまい人って、教えながら、「あ、この人たぶん公式覚えてないな」って察するんですよ。そして、「この公式覚えてる?」とか、「ここでどうやって解くか分かる?」って、確認や誘導をするんです。

このあたりについて、詳しく書いていきたいと思います。

 

 

 

 

  • 「分かりにくい」って何?

 

分かりやすい説明と分かりにくい説明の違いってなんでしょうか。

私もこのことについて長いこと考えていましたが、一番大きな違いは「相手の立場に立っているかどうか」という点だと思います。

 

極端な例を出しますが、幼稚園生くらいの子供に、「ねえ、たいふうってなに?」と尋ねられて、「北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称。強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多く、しばしば気象災害を引き起こす(Wikipedia引用)」と説明する大人は中々居ないでしょう。「夏に、すごく強い風と雨で、幼稚園が休みになることがあるでしょ。あの風や雨のことをたいふうっていうんだよ」ぐらいに説明するのが妥当です。

 

逆に、地学系の科目を履修していて、その手の大学に進学しようと考えている高校生に向かって、「台風っていうのはね、強い風と雨のことなんだよ」という説明は不適切と言えるでしょう。

 

相手の語彙力はどの程度か。相手はどんな知識を持っているのか。専門用語を使うべきか、噛み砕くべきか。など、「どのような説明なら相手が理解してくれるのか」を考えながら話すことができない人、結構いますよね。

 

大学の教授なんかも割とそうじゃないでしょうか。でも、「教える人」というよりは「研究者」が本職なので仕方がないと思います。というか、大学や専門学校は「専門的な知識を身に着けるための場所」なので学生が積極的に自主学習して食い下がらないことには、講義が成立しません。それにしたって、もうちょっと分かりやすい話し方をしてくれてもいいじゃない……と言いたくなるような方も居ますよね。

 

 

 

 

 

 

 

  • 「1:たくさん」のコミュニケーション

 

「分かりにくいプレゼン」には、こんな特徴があります。

レジュメを読み上げるだけ、教科書を読み上げるだけ、スライドを読み上げるだけ……というような、ただの音読。そんなの資料だけ配布して読んでくださいねで終わればいいじゃん、と文句をつけたくなるようなプレゼン。

 

音読発表がなぜまずいのかというと、聞いている人たちの反応を見ることができないからです。もっと言えば、反応を見て、説明の方法を変えることができないからです。

 

先ほども述べましたが、「相手の立場に立たない説明」というのは驚くほどつまらなく、分かりにくくなります。台本を用意して読み上げる、というのは、緊張対策としては最高だと思います。なぜなら、相手の顔を見なくて済むから。

 

相手の立場に立つ、つまり、相手がどの言葉なら理解できるのか、どこまで噛み砕く必要があるのか、などを把握するためには、相手の反応を確認しなくてはいけません。うなずいているのか、メモを取っているのか、首をかしげているのか、居眠りしているのか、スマホをいじっているのか。

相手の反応が悪いときには、「この説明の仕方では分かりにくかったかな」と考えることができます。相手を見ないことには、自分の説明方法が適切だったのか、反省することができません。

 

これを心がけるだけでも、相当変わると思うんです。

 

 

  • さいごに

 

偉そうに言いましたが、発表なんて特に得意不得意が激しく表れるものです。

人前に出るのが苦手だとか、緊張しがちだとか、そもそも大きな声を出すのが苦手だとか。

 

この記事は「リラックスして発表する方法」ではなく「分かりやすい発表ってなんだろう」という趣旨の記事なので、そういった方々には不向きな記事ではありますが、念のため書いておこうと思います。自己保身ってやつです。

 

音読はまずいと言いましたが、台本を用意することは間違っていません。むしろ時間を守ったり、話す内容をまとめるためにとても重要な準備です。私は台本が用意できないタチなので、きれいにまとまった内容で効率のいい説明ができる人を尊敬します。

 

もしもいつか、緊張する中でも、発表なんか嫌いだクソだと思う中でも、「相手に分かりやすい発表がしたい」と考えたのなら、ちょっとだけ、この記事にあることを思い出していただけると嬉しいです。相手はどんなふうに聞いてるかな、とか、言葉を変えたほうが分かってもらえるかな、とか。

 

 

まとめると本当に大したことは書いていません。相手の反応見ながら説明するとわりと分かりやすい説明ができるよ、というだけです。それをここまでカサ増ししています。時間を取らせてしまい申し訳ありません。

 

 

学生が人前で話すことを楽しいと思えるといいな、と思いながら書きました。

相手が説明を分かってくれると嬉しいし楽しいよ。みんなもプレゼンがんばろうね。またね。